本協会結成の経緯

  1. 1981年、第10回世界蘭会議が南アフリカ共和国ダーバン市において開催された。日本洋蘭農業協同組合は永田春彦・花島信両氏を派遣し、第12回大会の東京開催立候補を表明、承認された。東洋蘭、えびね、野生蘭界からは現会長 平野 綏が参加した。
     
  2. 1984年、第11回世界蘭会議がアメリカ合衆国フロリダ州マイアミ市で開催された。洋蘭界代表団と共に東洋蘭界から寿楽園平見和士が参加し、東京大会の両蘭界協力開催の機運が高まった。
     
  3. 1986年9月25日、東京新宿の東京大飯店に全国の東洋蘭界関係者が会合を持ち、1987年に東京で開催される第12回世界蘭会議への参加が討議された。平野綏・平見和士両氏から世界蘭会議が三年に一度開催される蘭のオリンピックであること等の説明があり、東洋蘭界をあげて積極的に協力・参加する提案が承認された。
    又、洋蘭農業協同組合と共に、世界蘭会議の受け皿となる組織として、新たに東洋蘭・富貴蘭・長生蘭・日本野生蘭の各界を糾合した日本東洋蘭協会を結成することが承認された。なお、当日の会議の主な参加者は以下の諸氏であった。
    佐藤力・黒崎陽人・工藤哲夫・鶴岡正雄・丸山幸二・石塚喜与志・平野綏・平見和士・石渡一二三・中村齋・大栄浩・梅本愛二郎・宮崎薫一・有賀勲彰・高橋武・里山行人・木下隆夫・渋谷廣(順不同)
     
  4. 以来、現在に至るまで、日本東洋蘭協会は洋蘭界と協力して開催される主要な国際蘭展の受け皿となり活動を続けている。